猫田の徒然なる日記

ほぼタイトル通りです。twitter @nekotamario

只ならぬ朝


四月十五日

四月に入ってから朝が明るい。日の入りが早くなったことで、朝の時間に午前九時の様な光が入ってくる。
この日の朝もそうだった。

眠りから覚め、ぼぅっと目を開いた瞬間のあまりの明るさに、確実に寝坊だと思った。慌てて飛び起きて時計を見ると午前六時。あぁ危なかった。首の皮が繋がった。
いつもの様にカーテンを開け、いつもの様にリビングへ向かいテレビを点ける。

あぁそうだった。昨日はこのお陰で夜更かしをしてしまったんだ。いつもならば、モニターの側に立ってニュースを読み和気藹々と番組を進めていくニュースキャスターが、真剣な顔をして椅子に座っている。カラフルなジャンパーを着こなし街中から天気予想を報道している天気予報士が、真っ黒なスーツを纏いスタジオ内で大荒れの天気を予想している。

今日は、いつもの朝ではない。